1988-04-19 第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
ただ、注意しなければならないのは、それより純度の悪い、例えば軽水炉から抽出されるようなプルトニウムを核兵器材料というよりは核爆発材料として使えるかということは、アメリカでは実は検討されたことがございまして、これは爆縮の技術が大変面倒になるけれども不可能でない。
ただ、注意しなければならないのは、それより純度の悪い、例えば軽水炉から抽出されるようなプルトニウムを核兵器材料というよりは核爆発材料として使えるかということは、アメリカでは実は検討されたことがございまして、これは爆縮の技術が大変面倒になるけれども不可能でない。
こういうところへの供与ですから、一つ間違うと逆に爆発材料になるということをしみじみと体験をしておるわけです。ですから、質という場合にもう少し社会改革とか、例えば土地改革なんかなければ何を言ってもだめですが、質という場合に特に何を重視されるべきかという点について、また斎藤先生からも御意見がありましたら、お二人からいただきたいと思います。
専門分野は、爆発、材料関係、機械装置関係、化学関係、応用化学関係等々、一応今回の事故に当たって必要な専門知識を網羅的に備えた方々にお願いしておるわけでございます。
前者は、筒状の容器の両端に爆発材料を入れ、火薬の爆発によって、両側から(あるいは一方から他方に)押しつける方式である。後者は、球状の容器の内面に数個の小片をはりつけ、外側に装着した火薬の爆発によって、中心に臨界を越える量に集中する方式である。後者の方が技術的にはむずかしいが、効率は優れており、とくに水爆の起爆用の原爆は、ガンバレル方式ではうまくゆかないようである。
これは御質問の第二点にも関係いたしまして、高燃焼度の核燃料ではプルトニウム240ができてしまいますので、それが核爆発の効率を下げることは確かですけれども、昔は私どももそれがあるから原爆ができないのだというふうに言っておりましたけれども、最近は、たとえばマイター報告でも、それは非常にはっきりと核爆発材料になり得る、これは下手にやれば効率の悪い原爆になるし、うまくやると余り効率も下がらないで核兵器材料になり
そこで、民有にした場合の不安という点でありますが、おそらくその場合の不安と申しますのは、一つはいわゆる安全上の問題、それからもう一つが、これはいわば核爆発材料ともなり得るものでありますので、そういう点での安全保障上の問題、この二つからくる不安であろうかと思いますが、前者につきましては、プルトニウムがそのような有害な性質を持っておるということも十分考慮に入れての安全上の規制、これを行なうようにいたしておりますし